読書に集中できない時にすべき11の行動

①読みたくて買った本だったのに、いざ読み始めたら全く集中できない。

②読書中になぜか他のことを考えてしまう。

③気がつけば文字だけ追っていて、全く内容が頭に入っていなかった。結局同じページを何回も読み直す。

このような経験がある方も多いのではないだろうか。

私はある。超ある。

しかし、そんな時はこれらの方法を実践することによって、今ではかなりスムーズに読書に集中できるようになった(まさかの月25〜30冊くらい読めるようになった!)。

というわけで今回は、そんな「読書に集中できない時」にぜひやってみてほしい行動をご紹介させていただく。

どれも非常に簡単なものであるので、気になったものからどんどん試してみてほしい。

読書に集中できず悩んでいる方の参考になれば幸いである。

1.スマートフォンの電源は切る

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これは基本中の基本である。ご飯を食べる前に「いただきます」と言うくらい基本である。

もっとも簡単にできる行動にして、もっとも効果のある方法と言っても良い。

読書をしていて少し難しい部分があると、ついSNSが気になったりスマホゲームがしたくなってしまう。

それはスマホをいじる事が読書より簡単に刺激が得られる行動だからだ。

文章を読むよりはるかに「簡単に」「楽に」「頭を悩ます事なく」楽しい事ができるので、そんな物質がそばにあったらそちらを手にとってしまうのも無理はないのである。

一時間読書をする時間があるのであれば、その一時間だけでも良いのでスマホの電源を切るという事を習慣にしよう。

できればそばに置いておかず、カバンの中にしまって簡単に手に取れないようにしておくとなお良い。

2.ゆっくりでいいので音読する

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つまり、声に出して読むということである。

はじめはゆっくりでも良いので、自分でもちゃんと聞き取れるレベルの声で音読しよう。

慣れてたらボソボソ声でも良いので、読むスピードを少しあげてみよう。

やっていただければわかるように、声に出して読めばイヤでも本に集中せざるを得ない。「読書をし始めるとつい他のことを考えてしまう」という方におすすめの方法だ。

読むスピードは遅くなってしまうかもしれないが、どうしても本を読みたいときには効果てきめんなのだ。

ただしこの方法には大きな弱点がある。それは、公共の場で音読すると変な目で見られるという事だ。なるべく自宅で一人のときに行う事を推奨する。

3.場所を変える

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家にいると、なぜかアレもしなくちゃコレもしなくちゃといろいろ考えてしまいがち。それは家に誘惑するものがたくさんあるからだ(テレビ、漫画、ゲーム、掃除、洗濯、仕事、その他の趣味など)。

そういった時は一旦家から出て、読書に集中できそうな静かなカフェや喫茶店などに行って読書してみよう。「読書しかできない場所」に自ら出向くのである。

いつもとは違う環境で読書すると、意外にもかなり読書がはかどることがわかっていただけるはずだ。もちろんこの時はスマートフォンなどの電源は切ってカバンにしまっておく事を忘れないように(私はスマホを自宅に置いたままにすることが多い)。

私はいつも家で読書していると飽きてしまうことを知っているので、「今日はこのカフェにしよう!」と日によってお気に入りの喫茶店やカフェをいくつか巡りながら読書を楽しんでいる。

もちろん公園のベンチや図書館でもいい。とにかく「自分が読書に集中できる場所」を見つける旅に出てみよう。

もしかしたら、素敵な出会いの一つや二つあるかもしれないぞ(私は今のところ全くない)。

4.仮眠をとる

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集中できない理由の一つに、単純に「目」や「脳」が疲れているという場合がある。

例えば2時間読書する時間があったとして、最初の10分で「あ、これ集中できないやつだ」と感じたとしよう。

そんな時は、無理に読み進めないでタイマーをかけて「20分の仮眠」をとるのである。眠くなくても20分目をつぶっているだけでも良い。とにかく目と脳を休ませてあげるのだ。

そして20分後、顔を洗うなりして完全に目を覚まし、再び読書に取り掛かってみよう。するとどうだろう。脳がスッキリした気分になり、読書がはかどるのである。

貴重な読書の時間に仮眠をするのはもったいないと思われるかもしれいないが、集中できないまま2時間ダラダラ読み進めるよりも、仮眠をとってから1時間半読書する方が確実にはかどるのである。

ぜひ試してみてほしい。

5.短い休憩をこまめに挟む

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仮眠するほどの時間がないのであれば、5分でも良いので休憩をとってみよう。水を飲んだり、顔を洗ったり、トイレに行ったり、ストレッチしたり、波動拳を撃ってみたり、とにかく読書から一度離れてみるのだ。

無理に一気読みしようとせず、一旦エンジンを切ってリセットする感覚で行う事が大切だ。そのあと再びエンジンをかけ直すと、スムーズに本の世界に入り込めたりする。

もし集中力が20分で途切れてしまうというのであれば、20分ごとに5分休憩を挟んだりすればよい。

集中力が持続する時間は人によって異なるので、まずは「自分が読書に集中できる時間」を把握しておこう。

そもそも、集中力を切らさず最後まで一気読みさせる本なんて滅多に出会えない。休憩を挟むのが普通なのだ。こまめに集中が途切れてしまうからと言って、落ち込む必要は全くないの安心してほしい。

6.静かなBGMを流す

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静かすぎるより適度に音楽が流れている方が集中しやすい、とよく言われている。

私の場合は無音でも集中できる時はできちゃうが、確かに適度に「音」が周りにあった方が集中しやすい印象を受ける。

ここで重要なのは、流すBGMは「歌詞のない音楽」だという事だ。好きな音楽や歌詞があるものだと、逆に音楽の方に気を取られてしまって読書どころではなくなる。

間違っても「テンションの上がるアニソンメドレー」などを流してはいけない。そんなものをBGMにしたら、一瞬で一人カラオケ大会になってしまう。

ありがたいことに、YouTubeでは「読書用 BGM」「集中 BGM」「リラックス BGM」「カフェ BGM」などで検索するとたくさんの「歌詞のない音楽」を聞く事ができる。ぜひ活用してみよう。

7.集中できなかったらさっさと他の本を読む

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この1冊を読み終わらないと違う本を読んではいけない、というルールはない。

「なんかこの本には集中できないぞ」と思ったらすぐに他の本を読んでみよう。

それを繰り返していると、他の本には集中できないのに「なぜかこの本には集中できる」という本が見つかるのである。

つまり集中できないという事は、その本が「今の」あなたに合っていないという可能性が高いのだ。

 

例えば、私は初めてドストエフスキーの『地下室の手記』を読んだ時、読む前は非常にワクワクしていたのに読み始めたら全く集中できなかった思い出がある。「こいつは何を言っているんだ?」としか思えなかった。

そこで気分を変えて伊坂幸太郎さんの小説を読んだらとても面白くて、時間を忘れて一気読みしてしまった。

不思議だが、食物に「食べごろ」というものがあるように、本にも「読みごろ」というものがあるのである。

その後、月日を開けて『地下室の手記』を読んでみたところ、初めての時が嘘のようにスルスルと読むことができたのだ。

結局そういうものなのである。

今の自分に合った本に出会うために、集中できなかったら読む本をどんどん変えていこう。

8.全く別のジャンルの本を読んでみる

先ほどの『集中できなかったらさっさと他の本を読む』の応用である。

推理小説に集中できなかったら他の作家さんの推理小説を読む、とジャンルを変えずに作家さんを変えるだけでも集中できる場合もあるが、それでもダメだったらジャンルを思いっきり変えてしまおう。

ミステリー小説に集中できなかったら、ビジネス書を読んでみる。それも集中できなかったら、純文学を読んでみる。それもダメだったらエッセイを読んでみる、といったように転々としていけば、すんなり集中できる本に出会えるものなのである。

9.やるべきことをやってから読書する

今あなたの頭の中を巡っている心配ごと、やるべきこと、不安、が今すぐに解決できる場合はすぐにやってしまおう。

もう今日は何もする事ないよ!という状態でする読書がかなり集中できる事は、実はあなたも薄々気がついているのではないだろうか。

しかし、もしそれが今日どうしようも出来ないこと、例えば明日の不安や昨日の後悔などであれば、そんなことは考えても全くの無駄であるので忘れてしまおう。

大変驚くかもしれないが、「明日の不安」や「昨日の後悔」はいま考えたところでなんの意味もないのだ。恐ろしいほどに無意味である。「ああ〜、1万年後の地球はどうなっているんだろう……」と不安に思うくらい意味のない事なのだ。

考えても意味がない!と気持ちを割り切る事ができれば、読書への集中力はグッと上がることだろう。

10.誰にでも読書に集中できないときはある、と心得る

「なんで私だけ読書に集中できないのだろう。他の人はみんな読めているのに」と自分を攻める考えが一番よくない。その考えは余計に読書に集中できなくさせる。

断言しよう。

どんなに読書が好きな人でも集中できないときはあるのだ。これはマジだ。

「誰にでも集中できないときはある。自分だけではないんだ」という事実を思い出していただければ、少しは心も安らぐはずである。

11.「読書しなくちゃ」ではなく「読書したい!」という気持ちを忘れずに

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積読本が溜まっていると、つい「読書しなくちゃ」という気持ちで読書してしまいがちである。

しかしそれでは楽しくもなんともない。「しなくちゃ」はしたくない作業を行う時に使う言葉だ。

その本はきっと純粋に読みたくて購入したはずだ。そんな本を「読まなくちゃ」という気持ちで読むほど悲しいものはない。

「しなくちゃ」ではなく、小説であれば「どんな結末が待っているんだろう!」とか、実用書であれば「これを読んで自分を成長させたい!」とか、とにかく「ワクワクする気持ち」を忘れないで読書に取り組もう。

当たり前のように思えて、これ、意外と忘れがちなんだ。

おわりに

以上が『読書に集中できない時にすべき11の行動』である。

本を読みたいのに集中できない、と悩む方の参考になれば大変嬉しい。

もし、これらの方法でも読書に集中できないのであれば、それは心も体も疲れ切ってしまっているのかもしれない。

そういうときは誰にでもある。潔く本を閉じ、しっかりと睡眠をとることをおすすめする。

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